ここでは、国語と算数・数学の学習の中で関心や意欲をもつかどうかによって学力に違いが見られるのかを、それぞれの教科の平均偏差値を用いて比較した。これを見ると、国語に関する項目、算数・数学に関する項目ともに、「よくある」と回答する児童・生徒が、最もその教科の偏差値が高い。たとえば、小学生で「国語の教科書を読んでいて、登場人物や書いてある内容に興味がわいてくる」に「よくある」と回答した児童の国語の平均偏差値は52.7なのに対して、「ぜんぜんない」と回答した児童だと43.4である(左上端図)。驚きや感動などの体験、関心や意欲とその教科の学力に、関連があることがわかる。 |
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