食生活の異常 |
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青少年健康協会の年次総会で示された研究によれば、高校生の少女の3分の1、少年の約16パーセントに、食生活異常の徴候がある。研究者のチームは、全国の高校生35,000人のなかから、5,740人を調査した。これは、全国規模で行われる食生活異常の調査としては初めてのものであった。少女の12パーセントと少年の4 パーセントが、体重を制限するため吐くことがあると報告し、少女の7パーセントと少年の6パーセントが、少なくとも1週間に1度過食すると答えた。ロイター通信ヘルスとのインタビューにおいて、研究者であるS・ブライン・オースティン医学博士は、「若い人々が、健康専門家、カウンセラーの助言を受けられるようにすることが非常に重要であり、この調査がきっかけになることを望む」と言っている。 (ロイター通信ヘルス) |
ノバルティスに対する集団訴訟 |
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サンディエゴにおいて、米国地方判事ルーディ・M・バリュースターは、リタリン(methylphenidate)の製造元であるノバルティス製薬に対する未決定の集団訴訟の原告請求を退けた。訴訟が非常に漠然としていて、はっきりしないとし、法律上の請求権とはならないと考えた。更に、バリュースター判事は、 訴訟の欠陥が原告によって修正されないならば、公益の問題に関する発言で被告を攻撃する訴訟を却下できるとするカリフォルニア法令の下で、訴訟を完全に却下するであろうと考えた。原告は、ノバルティス製薬と米国小児科協会が共謀して 注意欠乏・多動障害(ADHD)の診断基準を拡張したとの主張を続けている。集団訴訟は、ADHDのための診断基準とリタリン使用の信用を落とそうと試みている。 (PR ニュースワイヤー) |
子供に不健康なタバコの煙がある環境 |
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米国の子供の呼吸器に対する、出産前及び出産後におけるタバコの煙の影響を調べるため、全国的な横断的研究法によって調査が行なわれた。調査は、4歳から16歳までの子供についての、アンケート情報、血清(ニコチンの代謝物質)の測定、肺機能の測定を行った。 全ての年齢層に環境におけるタバコの煙(ETS)の影響があった。高い血清レベルと、ゼーゼーいうこと、昨年の学校を6日以上欠席したこと、肺機能の低下とは、統計上有意な高い関連性があった。現在または過去の喘息は、高い血清レベルとはおおむね関連していなかったが、4歳から6歳の子供の間では著しく増加した。 「我々は、4歳以上の子供にとって、タバコの煙が呼吸器の健康の重要な要因となることを調査した。」と著者たちは結論づけている。「環境におけるタバコの煙は、全ての年齢の子供に影響を及ぼす。正確な効果は年齢層の間で変化するかもしれない。」 (出所)Mannino DM, Moorman JE, Kingsley B, et al.: Health effects related to environmental tobacco smoke exposure in children in the United States. Archives of Pediatric & Adolescent Medicine 2001; 155:36-41. (著作権連絡先)Dr. Mannino, National Center for Environmental Health, Centers for Disease Control and Prevention, 1600 Clifton Road, MS E-17, Atlanta, GA 30333. E-mail: dmm6@cdc.gov. |