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6月
6月

〜絵本の楽しさを共有する時間とは?(4/4)〜

<今月の本>
ヨーレン作 『月夜のみみずく』、アーノルド・ローベル作 『ふくろうくん』、『ぼくのおじさん』




ぼくのおじさん

『ぼくのおじさん』―― 親と生き別れになった子ゾウのお話

 両親が海の事故で行方不明になった「ぼく」を、おじさんが迎えにきます。「さあそんな くらいところから でておいで」。汽車でおじさんの家に行き、ちょっと変わった、やさしいおじさんとの楽しい生活が始まります。
 やがて、両親が無事であることが分かり、おじさんはまた汽車にのって、「ぼく」を送っていきます。両親とのうれしい再会。でも、おじさんとの別れはつらい。おじさんと「ぼく」は、再会を約束して……。9つの章から成る物語。


 『月夜のみみずく』『ぼくのおじさん』は、子どもを見守り、育むのは、母親ばかりではないことを教えてくれます。たまには、お父さんに読んでもらうのもいいかもしれません。あるいは、お母さんが、お父さんに読んでやるとか、夫婦で楽しむのもなかなかすてきです。

 子育ても夫婦で思いっきり楽しんでやってしまう。そうすれば、お母さんだけが育児で追いつめられることなどないはずです。最近の若いお父さんたちは、積極的に育児休暇をとったり、保育園の送り迎えもかってでるとか、ずいぶん変わってきているようですが。とにかく、お母さんの心の支えにお父さんがなってくれることが、何よりです。



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