10月 |
〜白いハティと黒いハティ(3/6)〜 |
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<今月の本>ルース・エインズワース作 『黒ねこのおきゃくさま』 |
◆突然現れた黒いハティ◆ そんなある日、私が仕事から帰るのをまって、夫が、 じつは、このTさんは、わが家にとっては「ドリトルおばさん」なのです。わが家に最初にきたハムスターも彼女の手を経てのものでしたし、公園の池の辺に捨てられていた黒い子猫を拾ってきた息子が、小さな哺乳瓶で育て方を教えてもらったのも彼女。何かのときには、亡きアンを預かってくれたのも彼女の家族でした(アンは何年たっても、彼女がわが家に来ると大喜びでした)。 結局、グレースに会いに行った数日後に、私たちは、もう一度、犬を飼う決心をしていました。 アンのかかりつけだった獣医の先生に相談したところ、「ねっからの犬好きという若者を紹介しましょう」ということになりました。 私たちは、その女の子に、再びハリエット・メルバン、つまりハティと名付けました。 |
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