12月 |
〜子どもの願いと悲しみと(3/6)〜 |
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<今月の本>エッツ&ラバスティダ作 『クリスマスまであと九日』 |
もちろん、かなえられない願いもあることを知るでしょう。その方が多いかもしれません。それでも、その悲しみを乗り越えて、願いを持ち続ける人であってほしい。それは、いまでも変わらない、私たちの願いです。 《今月選んだ本当のクリスマス物語》 クリスマスにちなんだ絵本や物語はたくさんありますが、あまり目だたないけれど、実にすばらしい一冊を、今月はぜひご紹介したいと思います。 エッツ&ラバスティダ作『クリスマスまであと九日』 (たなべ いすず訳/冨山房) 副題に「セシのポサダの日」とあるこの本は、何度もご紹介している、マリー・ホール・エッツが絵を描き、メキシコの少女を主人公に、実際にメキシコの宗教行事であり、文化であるクリスマスを追って、子どもの心の流れを描いた物語絵本です。 |
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