●HOME●
●シンポジウムページへ戻る●


ブレット・ブラウン博士(Dr.Brett V. Brown)

チャイルド・トレンド(Child Trend,Inc.)研究員


アブストラクトへ

<学歴>

1980年:デューク大学(米国)社会学・政治学学士

1985年:ウィスコンシン大学マディソン校(米国)社会学修士

1990年:ウィスコンシン大学マディソン校(米国)社会学博士

<職歴>

ウィスコンシン大学マディソン校において

1980−82年:ラリー・バンパス博士研究助手

1983−88年:フランクリン・ウィルソン博士研究助手

1986−88年:フランクリン・ウィルソン博士とマルタ・ティエンダ博士研究助手

1988−90年:マーシャ・セルツァー博士プロジェクト助手

1990年3月より:チャイルド・トレンド(米国)研究員、現在に至る。

 ブレット・ブラウン博士は、子どもの福祉指標の分野で広範囲の経験をもつ社会学者である。米国保健ヒューマン・サービス省の発表した『Trends in the Well-being of America's Children and Youth』という心身の健康を示す傾向を80項目で評価した包括的報告書の主任企画官であった。現在は1998年春に発表予定の報告書第3版制作指導にあたっている。その他米国の子どもと家族統計に関する米国省庁フォーラムのコンサルタントをつとめ、その第一次報告『America's Children: Key National Indicators of Well-Being』の制作を支援した。これは大統領に対する報告書で毎年制作される。

 ブラウン博士は子どもの福祉に関する指標について州レベルでも大掛かりな研究を行った。最近ではアニー・E・ケイシー財団の資金援助により『連邦統計制度を通じて入手可能な州・地方レベルの子どもの福祉指標の手引』を共著で出版した。ここ数年間ブラウン博士は50州のキッズ・カウント組織のコンサルタントとして活動している。さらにアニー・E・ケイシー財団の援助で『新連邦主義の評価』という大型評価計画の州単位での児童福祉評価を含むデータベースの集大成にもあたっている。

 ここ数年間ブラウン博士は海外の学者と協力して先進国に共通する児童福祉指標を見いだして展開する作業にも係わってきた。『子どもの心身の健康を分析する国際計画』と呼ばれるものである。過去1年間は国勢調査作業部会調整員として働き、数編の論文を著した。

 その外にも危機的状況に陥る危険性をはらんだ若者の成長過程、家族の機能(機能障害)が子どもの心身の健康に与える効果、父子家庭などについての研究を行った。アメリカン・エンタプライズ研究所のために断絶された若者について研究し、報告を数編著した。また、フォード・グラント財団の支援により、危機的状況にある若者が成人に移行する中でどのように成長していったか、という研究において、主要な分析結果を導き出した。さらに、家族間教や家族機能の上で、思春期に発する問題行動についての研究も行った。

Copyright (c) , Child Research Net, All rights reserved