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イディット・ハレル博士(Idit Harel, Ph.D.)

ママメディア社代表



90年代の子ども達:
マルチメディア・インターネット・テクノロジーを使って学び方を学ぶ


1990年代、子ども達は文字通りニュー・テクノロジーやマルチメディア経験に囲まれて育ってきている。我々大人が驚き、信じがたいとさえ思うような技術の殆どは、子ども達にとっては日常的な環境の一部であり、現実なのである。これらの技術が子どもの生活にとっての意味を深めるにつれ、大人側の理解はますます時間がかかるようになる。

現在、子ども達がマルチメディアを使って何をしているのか、それをどこで使っているのか、さらにはなぜ使っているのかを説明するために、多くの研究や議論が行われている。

子どもがオンラインで何かをすることはよいことなのか、とたびたび質問を受ける。コンピューターに時間を費やすことが、子どもの知的・社会的な発達に変化を与えるのだろうか、と。

これらは、我々が研究と議論を続ける上で大切な疑問点である。しかし、議論の際にキーとなる要素が見落とされることがよくある。我々は、子ども達のことをしっかり理解できているだろうか、そして、「デジタル・キッズ」とは一体何者なのだろうかと、自らに問いかけなければならない。

この発表では、最後の問題を中心に考えてみたい。すなわち、マルチメディア技術とともに成長し、学んでいるこの子ども達は一体何者なのか、どこが変わっていて特別なのか、そして最も重要なことであるが、どうしたら彼らにとって最善のマルチメディア学習経験を作り上げてやれるのか、ということについてである。

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