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5月
5月

〜心を育むよろこびを分かち合う『ことば』〜
(4/4)

<今月の本>
マリー・ホール・エッツ作 『もりのなか』、『ジルベルトとかぜ』、『ペニーさん』




ペニーさん

『ペニーさん』(松岡享子訳/徳間書店)

 年老いたペニーさんは、工場で働きながら、動物たちと家族のように暮らしていました。あるとき、動物たちが、お隣りの畑を荒らしてしまった。お隣りさんはかんかんに怒って、おわびに畑仕事や草刈りをしろ、といってきました。もし、できないなら、動物をみんな追い払ってしまえというのです。困ったペニーさんに恩返しをしようと、動物たちは「おれたちでなんとかしなけりゃならんよ!」とはりきります。(読んであげるなら、5、6歳から)



 3冊とも、地味な色合いと、しっかりしたデッサン力で描かれた絵が、文章以上に物語る、美しい絵本です。きっとお子さんといっしょに、絵をみながら、それぞれの思いで、くりかえし楽しむことができるでしょう。

〔註〕
現在、『ジルベルトとかぜ』(富山房)はすでに絶版ですが、まだ、優れたスタッフのいる書店や図書館にはあります。ぜひ、手にとって、絵と文の見事な一致の一冊を、肌で感じてほしいと思います。

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