●プレゼントつき・11月に読みたい児童書 (2004年10月29日) 昨今、残酷な少年事件が大きく報道され、人々の関心を集めています。人の命の重さを考える教育の大切さが叫ばれていますが、絵本の中にも、人の命や死に真正面から向き合った作品があります。今回ご紹介する絵本は、重いテーマの中にも人の優しさやあたたかさがじんわりと伝わる名作です。 『小さな男の子の旅』（エーリヒ・ケストナー作、榊　直子訳、堀川理万子絵/小峰書店） 主人公のフリッツはある日、入院しているお母さんの手術費を届けるために、一人電車に乗って病院に向かいます。車内や病院で出会った大人たちは、フリッツにとても親切にしてくれます。無事病室にたどり着いて、お母さんと対面したフリッツですが…。 ＊「子どもの心と本の世界」 （2000年4月〜2001年3月）11月より抜粋。 ＊エッセー本文はこちら。 ＊絵本の紹介文はこちら。 ◆プレゼントのお知らせ◆ 募集は終了しました ＣＲＮメンバーズに登録されている方から抽選で1名様に『小さな男の子の旅』をプレゼントします。（ＣＲＮメンバーズの登録がまだな方はこちらからご登録ください。） ＊「子どもの心と本の世界」 （2000年4月〜2001年3月）は、子育てに関するエッセーと、時節に合わせて毎月1冊ずつ児童書を紹介する人気の連載です。