●プレゼントつき・6月に読みたい児童書 (2006年6月9日) 『ふくろうくん』は、「ふくろう」を主人公にした、ちょっと風変わりな短編集（ショート・ショート）です。一見、おとな好みの味わいですが、子どもたちも大好きになります。 …ふくろうは　いえに　いました。「だんろの　そばに　すわって　いるのって　いいきもちだなあ。そとは　とっても　さむくて　ゆきだらけなんだもの。」と　ふくろうは　いいました。… これは絵本の冒頭部分です。朗読に向いている絵本です。もちろん、親子で静かに読むのも、忘れられない思い出となるでしょう。 『ふくろうくん』（アーノルド・ローベル/作、三木卓／訳、文化出版局） ふくろうは、一人ぼっちです。おきゃくさまも、だれも訪ねてきません。いつもひとり言を言っています。悲しかったことを考えると、泣いてしまいます。でも、おつきさまという友だちをついにみつけました。最後に「ふくろうは　ちっとも　かなしくなんか　ないのでした」。（本文より。読んであげるなら5歳から） ＊「子どもの心と本の世界」 （2000年4月〜2001年3月）6月より抜粋。エッセー本文はこちら。絵本の紹介文はこちら。 ◆プレゼントのお知らせ◆ 募集は終了しました ＣＲＮメンバーズに登録されている方から抽選で1名様に本書『ふくろうくん』をプレゼントします。（ＣＲＮメンバーズの登録がまだの方はこちらから登録ください。） ＊「子どもの心と本の世界」 （2000年4月〜2001年3月）は、子育てに関するエッセーと、時節に合わせて毎月1冊ずつ児童書を紹介する人気の連載です。