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Child Research Net | |
実践保育研修会 -1- 「保育の質を考える」 心とからだを育む視点から |
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主催●チャイルド・リサーチ・ネット(CRN) 後援●(株)ベネッセコーポレーション ベネッセ教育研究所 |
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CRN実践保育研修会は「子ども学」に基づき、これからの保育の質を保育現場のみなさまと共に考える場として企画されました。保育に関する講義のほか、脳を育む「運動保育援助プログラム」の実技講習も交え、子どもの心とからだを育てる実践的な研修をめざしています。 |
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保育の現場で皆さんがお世話している乳幼児の脳の中には、生まれながらにして心と体のプログラムの基本的なものと言えるものを持って生まれて来ていることは、胎児や新生児の研究で明らかです。それは、誰も教えないのに、胎児が手・足を動かしたり、指を吸ったりすること、生まれたばかりの新生児でも驚いたり不安を感じたりして泣くこと、同時に呼吸を始めることからも明らかです。その基本的な心と体のプログラムを組み合わせたり、良くしたりして、大脳皮質の知性のプログラムでコントロールするようにするのが、皆さん方の保育であり、親の育児なのです。それが出来るのは、乳幼児の脳がまだまだやわらかいからです。育児や保育により、人生は平和である、人は皆んな優しいと信ずる「基本的信頼」、さらには他人のフリをみてその心を読みとる「心の理論」など、人間として重要なものを学ぶのです。したがって、保育も育児も、優しいふれあいと共に、心と体をフル回転させ"joie de vivre"「生きるよろこび一杯」にして生命に感動する機会を持たせることも大切です。保育の質を少しでも良いものにするよう、皆さんと共に考えましょう。 |
「運動保育援助プログラム」とは? |
「幼児期にからだを動かすことは大切だ」 なぜ幼児期なのでしょうか? なぜからだを動かすことなのでしょうか? なぜ大切なのでしょうか? この疑問に科学的に答えうる研究が昨年長野県で行われました。 柳澤秋孝教授らの研究グループは、「幼児期の運動は脳を発達させ、感情が抑制できるようになるなど、子どもの行動を変化させること」を柳澤教授が開発した「運動保育援助プログラム」により、10ヵ所の保育園での実施を通して証明しました。 からだを動かす動作を子どもが大好きな「ごっこ遊び」などの形で多く取り入れ、運動神経に次から次へとスイッチを入れていき、子どもに達成感や満足感を感じさせるような工夫をちりばめ、子どもの発達段階に合わせて完成させたものが「運動保育援助プログラム」です。30年前ならば自然にこれらの動作が身につきましたが、現在の環境では身につけられず、活発に遊べない子どもが増えています。 本研修会では、「運動保育援助プログラム」を体験し、みなさんが勤務する園で実演できるような講習を行います。 |
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1月19日 当日のプログラム | ||||||||||||||||||
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実践保育研修会についてのお問い合わせ |
チャイルド・リサーチ・ネット内 実践保育研修会事務局 |
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