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Vol. 21, No. 11, November 2005
1. 大学生のうつ病
2. 注意欠陥多動障害か、それとも単なる睡眠不足か?

大学生のうつ病

大学での新学年が始まるにあたって、米国精神医学会(APA; American Psychiatric Association) は、学校管理者やカウンセラーに対し、摂食障害や薬物乱用、鬱に悩まされている大学生への注意を怠らないよう提言している。多くの学生が、現在これらの障害や病気を抱えているか、あるいは治療歴を持って、新しい学年を迎えようとしている。APAによると、最近の調査から、大学生全体のおよそ半数が鬱状態を経験したことがあり、15%が臨床的うつ病の診断基準を満たしていることが明らかになっている。APAは、大学生の精神衛生に取り組む大統領特別委員会を設置した。この特別委員会は、大学生に対し、精神衛生にかかわる障害や病気の様々な治療法への関心を高める教育を行い、精神衛生の専門家が大学生に治療を行えるように援助することを目的としている。

APAによる精神衛生に関する意識向上キャンペーン、「健康な心、健康な生活」についての詳しい情報は、http://www.healthyminds.org/ を参照



注意欠陥多動障害か、それとも単なる睡眠不足か?

子どもが十分な睡眠を取れていない時、注意欠陥多動障害(ADHD)の症状と間違えられていないだろうか? 医師は、リタリンや他のADHDの治療薬を処方する前に、多動児の両親に対して、子どもに十分な睡眠を習慣付け、夜にカフェインを含む飲み物を与えないよう助言すべきである。両親は、これらの方法に効果が無かった時にはじめて、薬物療法を考慮すべきである。この提言は、テクニオンイスラエル工科大学の研究者らによるものである。研究者らは、子どもの過度の多動は、単に眠ってしまわないための手段かもしれないという考え方を示している。ADHDと診断されている子どもは、ただ眠いだけの可能性があり、ADHDの治療に刺激剤が効果的であるとされる理由の一つも、覚醒にかかわる作用があるからだろうと考えられている。研究者らによると、子どもの睡眠障害を治療することによって、言動や認知機能が大幅に改善され、怒りや不安、不機嫌、落ち着きのなさ、なども軽減されるということがわかった。(http://www.ezinearticles.com/


The Brown University Child and Adolescent Behavior Letter, October 2005
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