テーマに関する記述を,「大学生の教師観調査」からピックアップしてみました。「これまでに見てきた印象的な学校の先生や,自分の理想の教師像」などについて,自由に記入していただいたものです。 ――あなたの考える理想の教師とは,どのような人ですか。また,今までに出会った先生や,自分は「こんな先生になりたい」とお考えになっていることなど,自由にお書きください。 ――悪いことを本気で怒ってくれる先生です。 ――わるいことをしたら怒ったり殴ったりする先生がいました。だけどその人は生徒からとても人気がありました。だから,今の体罰の問題について,とても納得がいかない部分があります。 ――「子どもと真正面から向き合って,正直に真剣に話しをしてくれる先生。日ごろはごちゃごちゃ言わなくても,いざとなると本気で厳しく叱ってくれる先生。 ――学級崩壊など現在の学校に内在する問題を解決するには「体罰」が必要不可欠だと思う。先生が生徒になめられすぎだから問題がある。 ――他人の子どもを,自分の子どものように叱り飛ばすことのできる人。 ――優しいときは優しいが厳しい時は厳しいとけじめのある人。 ――しかるときはしかる。しかし,フォローもしっかりする。それによる子どもとの信頼関係を築ける人。愛情があっても,授業中に間違ったことを言ったりすることが多ければ,尊敬できない。「教える」責任は大きいはず。もちろん,ともに備わった素晴らしい先生もいるが,専門もろくに教えられないような人もいて,受験期などは本当に困ったし,いらいらした。 ――生活指導は基本的には家庭の役割だと思うので,教師は自分の専門を楽しく伝えるのが大切だと思う。また,そうするために家庭がしっかりと子どものしつけなどに関心を持たなければならない。何もかも学校におしつけては教師が大変になるだけである。 |