ワークショップや廃校を利用した実践研究の場を利用して子ども達に接し、研究活動を行ってきましたが、ここ数年はそのような機会を頻繁に持つことが難しくなってきました。
子どものコミュニティサイト研究等を通し、インターネットが身近な環境に生まれ育った子ども達のメディア感が、大人の知らないところで大きく変わっているような印象を受けました。
そこで、多くの子ども達と実際に会って話を聞くことが何よりも大切だと思い、10代を中心にした若い世代へのインタビュープロジェクトを始めることにしました。何か特別なことに焦点を当ててインタビューをするのではなく、普段の生活について、友達とのこと家でのこと学校でのことなど、子ども達がとりとめもなく話してくれることに耳を傾け、それらを通して、今の子どもがメディアについて何を考えているかをあぶりだしてみようと考えています。新しい研究テーマやトピックスを発見する有効な機会となることでしょう。
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