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 このページは、CRNメンバーサイトに登録する院生、研究者、実践者からの論文・レポートを掲載しています。
 CRNアドバイザリーボードメンバーや研究会メンバーに限らず、「子ども学」に関心のある方から広く情報や意見を集めることで、より多様な子ども観が生まれ、「子ども学」研究が進展することを目的としています。

喜びと不快−赤ちゃんに学ぶ(Jan. 18, 2008)

ルイス・P・リプシット、ブラウン大学心理学・医科学・人間発達学名誉教授
人間の感情と行動の発達についての論考です。人は喜びをできるだけ継続させ、不快を避けようとするもので、その能力は赤ちゃんのときに習得するものであり、成長してからの様々な危険を回避することにつながると示唆しています。


遊びを生みだす出会いと発見−チンパンジーの遊びと環境(Dec. 21, 2007)

松阪崇久、(財)日本モンキーセンター特別研究員、理学博士
タンザニアのマハレ山塊国立公園のチンパンジーを対象におこなった調査に基づいて、野生のチンパンジーたちが環境と関わる中で多様な遊びを経験する様子を紹介しています。


ノルウェーの父親たち(Nov. 9, 2007)

ジャン・ストロー、オスロ・ユニバーシティー・カレッジ社会科学部准教授
アン・ジャンセン、オスロ大学心理学部リサーチフェロー

家庭の中で子どもとは距離のある存在だったノルウェーの父親像が近年大きな変化を遂げ、子どもたちと日々活発にかかわる父親へと変身しました。出産の際に父親に認められる6週間の有給の育児休暇の取得率は85パーセントにのぼっています。


地理教育への文化的アプローチ―日本の小学校国際理解教育の事例分析―(Jun. 29, 2007)

サルカール アラニ・モハメッド レザ、アラーメ・タバタバイ大学准教授(イラン)
国際理解に果たす地理教育の役割についての研究論文です。日本の小学校での授業実践を事例に、環境と人との関係を軸として多様な文化を知り、他者への理解、共感を深めるアプローチが提起されています。


ユーモアのセンスと子ども(Jun. 1, 2007)

マレーネ・リッチー、理学士/看護学修士/インターナショナルエデュケーター
ユーモアについて科学的に論じたレポートです。ユーモアは、誰もが発達させることができるもので、重要な対処メカニズムの一つであること、子どもに教えていくことの大切さを訴えています。


第二言語の習得における文化の影響(Mar. 2, 2007)

ユディット・ヒダシ、ブダペスト商科大学国際経営学部教授(学部長)
なぜ日本人はこれほど英語を苦手とするのか。日本で長い間英語教育に携わった著者が、外国語学習での文化の影響に着目し、分析した論文です。英語教育の向上のため、英語を母語とする教師と日本人生徒それぞれの文化的心性を理解し、そのギャップを克服することを提起しています。


幼児期の運動支援が前頭前野の発達に及ぼす影響〜柳沢運動プログラムの実践を通して〜(Jan. 19, 2007)

柳澤 弘樹、筑波大学大学院・スポーツ科学専攻
独自の運動プログラムを展開して、幼児期から児童期の運動遊びが子どもの心と脳の発達に与える影響を調査している筆者が、1969年から数回にわたってとられた子どもの大脳活動の型の実験データを紹介し、考察を述べています。


カナダのデイキャンプ(Dec. 22, 2006)

マレーネ・リッチー、理学士/看護学修士/インターナショナルエデュケーター
カナダで盛んなデイキャンプを紹介するレポートです。母親の社会進出などを背景に、学校でのプレッシャーから解放され、様々な活動を楽しみながら成長し自立していく子どもたちの様子を伝えています。


子どものしつけに罰を用いる(Nov. 24, 2006)

エンニオ・シパニ、アライアント国際大学心理学部教授
悪いことをしたら、3分間決められた椅子に座っていなければならないタイムアウトという罰を用いて幼児の問題行動を改善していく方法を実例を交えて紹介しています。


ZOO PROJECT:動物園における参加型音声ガイドシステム(Oct. 13, 2006)

大橋裕太郎、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
東京・井の頭動物園で小学校5,6年生が飼育に参加、分かったこと気づいたことをipodを使った音声ガイドにして来場者に貸し出しました。井の頭動物園と慶応義塾大学有澤研究室による共同プロジェクト、参加型情報デザインの実践レポートです。


トロントの幼稚園−外国語を母語とする子どもを英語環境に迎え入れる(Sep. 29, 2006)

マレーネ・リッチー、理学士/看護学修士/インターナショナルエデュケーター
多民族都市トロントの、英語を母語としない子どもへの幼稚園教育についてのレポートです。子どもの母語を尊重して自信と安心感を持たせ、無理なく英語を習得させるための熱心な取り組みが紹介されています。


中国の<<新童謡>> 子ども達が「童謡の世界」ですくすくと成長する事を願いつつ・・・(June 30, 2006)

斉建国、北京師範大学 教育学院 教育科学研究所 教授
蘇真、北京師範大学 教育学院 国際・比較教育研究所
伝統的な童謡とは異なる、現代の中国の子どもの生活が反映された童謡、「新童謡」を紹介するレポートです。


育児休暇を取る父親たち−カナダ在住の6組の夫婦の実例(May 19, 2006)

マレーネ・リッチー、理学士/看護学修士
日本でも父親の育児参加に注目が集まる中、カナダ在住の子育て中の父親6人に育児休暇についてインタビューしたレポートが届きました。育児に積極的に参加する事で、親として自信がついたなどの興味深い内容があります。


子どもや青少年に対する治療法としての催眠(Sep. 30, 2005)

マレーネ・リッチー、理学士/看護学修士、エマ・プランクの最初の助手
子ども向け催眠療法についてのレポート。勇気、遊びなどを想起させる言葉をかけてあげたり、愛情をもって大人が丹念に話を聞いてあげることが、闘病中の子どもの不安や痛みをやわらげる効果をもつと紹介しています。


子どもが集うコミュニティサイト・Cafestaとは?(Aug. 26, 2005)

川上真哉 CRN外部研究員
144万人が登録しているコミュニケーション・ポータルサイト・Cafesta、CRN外部研究員がその特徴、使われ方などを分析し、わかりやすくレポートしています。


天動説の「世界」に住む子どもたち(Jul. 22, 2005)

大井 玄 東京大学名誉教授
内科医として臨床の場で多くの心の問題にかかわり、認知症の専門家でもある著者が、青少年が起した冷酷な事件を例に子どもたちの「こころ」に迫りながら社会や親が真に認識すべき課題について述べています。


チェンマイ研究便り(Apr. 22, 2005)

田中治彦 立教大学文学部教授
開発教育を専門とする田中治彦先生がタイ国チェンマイ大学滞在中の「参加型学習」研究についてレポートしています。


オックスフォード便り−ディスレクシア研究室留学記− (Jan. 28, 2005)

小山麻紀 オックスフォード大学生理学部博士課程
オックスフォード大学で「ディスレクシア」という発達性学習障害を研究している小山麻紀さんからの寄稿です。


ブロードバンドインターネットと3G携帯がもたらしたもの(Jan. 14, 2005)

河村智洋 CRN外部研究員
メディアの変遷を知る大人世代と急速に発展したメディア環境の中に生まれた子ども世代。両者のメディア感の相違から創出される新しいコミュニケーション・感覚・常識等を子ども達のメディア利用に見出し、考察しています。


日本の青少年教育における「参加論」の意義(Sep. 17, 2004)

田中治彦 立教大学文学部教授
1970年代をピークとした各青少年団体の会員数は、80年代に減少に転じたまま現在にいたっているようです。集団活動の魅力が薄れてきたのでしょうか。日本の青年の社会参加とその諸研究に対して考察を述べています。


二十の段までの掛け算をならいましたか(Jul. 16, 2004)

ビピン・インドゥルキャ 東京農工大学
ゼロの概念を生んだ国インドは、IT産業で目覚しい発展を続け、教育制度においても注目を集めています。欧米での留学経験もある著者が、インドにおける教育の実情を語っています。


ウズベキスタンにおける初等教育の諸問題−小学校入学試験について−(Jun. 18, 2004)

ドラ・ホジマトヴァ 国際基督教大学大学院行政研究科
ウズベキスタンからの留学生が、ソ連から独立後の初等教育と小学校入学試験、その準備期間について語っています。


情報技術と教育−香港の小学校を訪問して−(Apr. 16, 2004)

ビピン・インドゥルキャ 東京農工大学
革新的な方法でIT(情報技術)を教育に取り入れている、香港・Po Leung Kuk Caster Primary School(保良局世徳小学校)を訪れたときのレポートです。


コロラド便り−行動遺伝学研究所留学記−(Apr. 2, 2004)

安藤寿康 コロラド大学ボウルダー校行動遺伝学研究所訪問教授・慶應義塾大学教授
行動遺伝学研究所での留学生活を通して、自身の研究やアメリカ社会における子どもについて語っています。


チルドレンズ・ミュージアム−博物館からはじまる創造的な学び−(Feb. 6, 2004)

佐藤 優香 国立民族学博物館講師・上田 信行 甲南女子大学教授
博物館の実践事例を交えながら、チルドレンズ・ミュージアムを舞台にした子ども達の学びについて講演された内容です。


子どもは「心の理解」をどう発達させていくのか(Nov. 14, 2003)

子安 増生 京都大学大学院教育学研究科教授
発達心理学者の立場から、乳児期から児童期にかけての子どもの心の発達について講演された内容です。


チャイルド・ライフ・スペシャリストの今日的役割(Oct. 31, 2003)

積 かおり 中京女子大学児童学科助手
子ども中心の医療を提供するための専門職「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」の活動を紹介するとともに、子ども中心の医療の考え方について論じています。





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