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このコーナーでは、アメリカ・ブラウン大学の心理学のニュースレターより記事を抜粋・転載しています。各号からCRN事務局が記事を選び、日本語訳して紹介するもの、原文のまま紹介するもの、の2つに分けてニュースレターを紹介しています
(平成17年以前の過去の記事一覧はこちら)

平成18年11月号

Vol. 22, No. 11, November 2006
  1. 良い子ども時代を送るために必要なもの:イギリスで実施された調査から

    子供や十代の若者が考える良い生活とは、良い生活を送るために必要な条件とは?イングランド地方在住の数千人の若者を対象に調査が行われた。「家族」は、最も多くの回答者が挙げたテーマで、一番重要なものと考えられている。「友人」を持つことは、次に重要と考えられているテーマで、「余暇」が三番目に続く。多くの回答者が、子供時代の経験は自分自身の「行動」に因るところが大きいと考えている。特に、若者が良い生活を送ることができない要因として、薬物使用や飲酒などの「物質使用」を挙げた回答者が多かった。(詳しくは本文へ

  2. What makes a good childhood: results of a UK national survey (英語版へジャンプします)

平成18年10月号

Vol. 22, No. 10, October 2006
  1. 自閉症が及ぼす広範囲な影響
  2. LEGO© (レゴ)遊びで自閉症児の社会的交流スキルを伸ばす

    1. 自閉症は、社会的交流スキルやコミュニケーション力、推論能力に問題があるだけでなく、脳全体に及ぶ広範囲な機能に影響を与え、脳の様々な部分が連携して複雑な作業を成し遂げる機能が妨げられていることがわかってきた。自閉症が単なる社会的障害ではなく、社会的ルールを教えるだけでは、問題の一部しか解決できないということを認識することが重要である。2. 3年間にわたる遡及的研究によると、組み立てて好きなものをつくるレゴを媒体とすることで、社会的交流・コミュニケーションに障害のある子どもたちが、より上手に交流し合えることがわかった。(詳しくは本文へ

  3. Parents: Are they a help or hindrance in the treatment of anorexia? (英語版へジャンプします)

平成18年9月号

Vol. 22, No. 9, September 2006
  1. 担任の教師は子ども達の不安症状を認識している

    不安症状がある子どもは、素直で破壊的な行動にでることがないため、教師はそれを察知できないと信じられていたが、実際には、不安症に関する多くを把握していることがわかった。「子どものための多面的不安検査」を用い、小学生に自分の不安症状を自己評価させたところ、教師の予測と大きく一致した。診療所や地域の施設などで子どもを診察する際、臨床医は、許可を得て担任教師から子どもの情報を入手することを検討すべきである、と研究者たちは提案している。(詳しくは本文へ

  2. SibLink: Meeting the needs of siblings of children with chronic illness and disability (英語版へジャンプします)

平成18年8月号

Vol. 22, No. 8, August 2006
  1. 子どもの慢性健康障害と向き合う

    慢性疾患を抱える子どもは調子の良し悪しがあるものの、常にその病気を抱えながら生活している。親は、子どもが病気という特別な難題に長期的に対処するために自分なりのやり方をみつけられるよう助けてあげる必要がある。治療において融通が利かせられる部分については、子どもに選択肢を与えることも大切だ。また、子どもが友達の輪の中に入っていられるように、その友達関係を維持できるように気を配ることは、子どもが自分の病気と上手に関わっていくのに非常に役立つ。一時療養センターなどを利用して親自身が休養をとることも、長く子どもの病気と付き合っていく上で必要だろう。(詳しくは本文へ

  2. Into the eye of the hurricane: The kids are doing okay, but just wait... (英語版へジャンプします)

平成18年7月号

Vol. 22, No. 7, July 2006
  1. 児童虐待のスクリーニングの重要性
  2. 未成年者の飲酒によるアルコール産業の利益
  3. 若者の強迫神経症の新しいスクリーニング法

    1. 児童虐待を専門としている小児科医であっても、実際に虐待が疑われるケースにおいて、子どもの発するサインから児童虐待を見つけ出しているとは限らない。2. 2001年の未成年者の飲酒によるアルコールの個人消費額は、少なくとも225億ドルにのぼった。毎日1万3000人以上の子供が初めての飲酒を経験していることになるが、15歳になる前に飲酒を始めた子どもは、21歳になるまで飲酒しなかった若者に比べて4倍の確率でアルコール依存になるという。3. 若者の強迫神経症(OCD)のスクリーニング法が新たに開発された。(詳しくは本文へ

  4. Sibling relationships in cultural context (英語版へジャンプします)

平成18年6月号

Vol. 22, No. 6, June 2006
  1. 音楽が若者の行動に与える影響

    カリフォルニアのコミュニティーカレッジの学生を対象とした自己回答のアンケート調査により、ヒップホップ、ラップ音楽を聴く若者は、カントリー、ウェスタンなどの音楽を聴いている若者に比べて、薬物乱用に陥ったり、攻撃的な行動をとったりする可能性が高いことがわかった。ラップやヒップホップのメッセージは、既にそういう傾向のある若者の音楽の好みを反映しており、そうした若者の薬物乱用や暴力に対する傾倒に拍車をかけているのではないか。これらの音楽ジャンルのアーティストを起用してアルコール飲料を宣伝する現在のマーケティング戦略に対しても、研究は疑問を投げかけている。(詳しくは本文へ

  2. Report points to state partnerships to improve MH services for young children (英語版へジャンプします)

平成18年5月号

Vol. 22, No. 5, May 2006
  1. 彼はなぜ私に話しかけてこないのか?コミュニケーション能力の不足を克服できるように少年を支援する

    知的発達には問題はなくてもコミュニケーション能力の不足から、人間関係をうまく築けない、築こうとしない少年達が増えている。現在の社会が人々により高いコミュニケーション能力を求めてきているのに対し、少年達のコミュニケーション能力の発達がそのスピードに追いついていないのが、原因ではないだろうか。男女の脳の使い方、右脳と左脳を結ぶ脳梁の形の違いからも、少年が生物学的にコミュニケーションを得意としないことがわかってきている。こうした違いを考慮した上で支援方法を探り、少年達のコミュニケーション能力を高めていく必要がある。(詳しくは本文へ

  2. Why Doesn’t He Talk to Me? - Helping boys cross the communication divide (英語版へジャンプします)

平成18年4月号

Vol. 22, No. 4, April 2006
  1. 刺激剤はなぜ「ブラックボックス警告」適用の危機に直面しているのか

    米食品医薬品局(FDA)諮問委員会は、中枢刺激剤を使うADHDの薬物療法に対して「ブラックボックス」警告の表示を義務づけるよう勧告した。刺激剤服用と突然死、あるいは深刻な心血管障害の関係性が疑われた結果とられた結論である。実際にFDAがこの勧告を実行するかどうかは未定だが、あまりに安易な刺激剤の処方への歯止めや、親への説明といった点では、本来の意図からは離れるものの、よい効果が期待できるだろう。しかしながら、科学的なアプローチをないがしろにして、ブラックボックス警告を適用した場合、効果的で概して安全性も高いとされる刺激剤による治療の減少が予測され、本当に必要としている子どもから治療の機会を奪いかねない。(詳しくは本文へ

  2. Editor’s Commentary: Why are stimulants facing the dreaded “black box”? (英語版へジャンプします)

平成18年3月号

Vol. 22, No. 3, March 2006
  1. 精神病を扱った映画が鬱の若者に与える影響

    多くの映画の中で、精神病あるいは精神の障害に苦しむ若者が、専門家に適切な助けを求めることもなく、時に自殺を遂げている。主人公は、精神病や精神障害に対する治療効果を信じていない。このような映画の描き方が、若者に悪影響を与えていないかを調べたところ、精神的に傷つきやすい若者ほど鬱の治療効果をほとんど信じておらず、この種の映画を観る頻度が高いほど、その割合も高いことがわかった。映画で自殺を描くことは、そのこと自体が本来求められるはずの助けから若者を遠ざけている。必要なときに専門家に適切な治療を求めるように若者に促すには多大な努力が必要であるかもしれない。(詳しくは本文へ

  2. Depressed youth influenced by films depicting mentally ill? (英語版へジャンプします)

平成18年2月号

Vol. 22, No. 2, February 2006
  1. 子どもの不安障害:親が知っておきたいこと

    子どもや青少年の不安障害の一般的な症状は、激しい恐怖や過度の心配あるいは不安感である。全般性不安障害、分離不安障害、恐怖症、強迫神経症、心的外傷後ストレス障害などいくつかの種類があり、その発症には子どもの基本的気質が関係していると見られている。親は早い時期に不安障害の徴候を注意深く観察し、早期治療を受けて深刻な事態を招かないようにしなければならない。認知行動療法や薬物療法を施せる精神衛生の専門家の治療を受けるようにし、患者の家族団体に入り悩みを共有するなど、前向きに不安障害に取り組んでいく必要がある。(詳しくは本文へ

  2. Should melatonin be used as a treatment for pediatric sleep disorders?
  3. Keep Your Eye On…Frequent change in primary care providers (英語版へジャンプします)

平成18年1月号

Vol. 22, No. 1, January 2006
  1. 子どもの交通事故と急性心的外傷ストレス障害
  2. 手術前の子どもの不安をピエロが和らげる

    1. 交通事故に遭った子どもは、負傷していない場合でも、急性の心的外傷ストレス障害にかかることがある。治療に当たる専門家は、心的外傷ストレス障害の症状が見られないか、子どもと親に対しスクリーニングを行うよう検討すべきである。2. 手術前の子どもの約60%が、強い不安に苦しみながら手術を待っている。ピエロに扮した医師が、手術前の子どもの前に登場、あの手この手で気を紛らわせたところ、何もされなかった子ども達と比較して、明らかに子どもの不安を和らげられたことがわかった。(詳しくは本文へ

  3. Keep Your Eye On…preoperative anxiety in children eased by clown doctors
  4. Editor's Commentary: Youth Sports (英語版へジャンプします)


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